かなりの可愛い子と同じ稽古場に入る機会がある。どの位可愛いかと言うと、張り合う気が全く無くなる(むしろ、張り合う気が起こらない)かわいこちゃん。元国際線のCA、振る舞いも堂々としていて、更に謙虚で腰が低い。性格も素直でマジメで、文句のつけどころがない。向かいに座り稽古をする姿を見つめていると、雪のように白い肌、つやつやした睫毛、キラキラした瞳。文句なしに可愛い。これは比べる気にさえならない。無駄、とはこのことだ。決して自分を卑下してるワケではない。ただ、無駄ってことはよく分かる。同じ土俵に立つべからず。

このかわいこちゃん、口癖が「申し訳ないです、すいません」なのだ。こんなに可愛い子に謝られると、むしろ笑いたくなる。いや、謝る必要ないから(そんな大したことないから…と)そんなかわいこちゃんが結婚式の前撮りを旦那さんの地元で義理の両親と撮りました、と言って写真を見せてくれた。可愛い…ひたすら可愛い。しかし田舎の美容室兼写真館で撮影したらしく、恐ろしくドレスがださい。髪形も可笑しい。ただ彼女はひたすら可愛い。新婚さんと義理の両親、並んだ写真がまるで有名人と撮った写真みたいに彼女だけが異空間。可愛いとは周りの空気とは異質だ。もう、ギャグですよね!と彼女はけらけら笑う。うん、可笑しい。でも可愛い。それさえも笑いに変えるのは、あなたの可愛さだと伝えたくなった。そして久しぶりにはてなに書きたくなったのもまた彼女の可愛さからだ。可愛いはパワーだ。