泣いた。立ち読みしながら大粒の涙がこぼれた。切ない。苦しい。なんだもう。西原さんが書いた鴨ちゃんが死ぬ前の話。友達がたくさん遊びに来てくれたこと。その友達が気さくに死ぬ話をしてくること。生前にもっともっと時間を作ってあげればよかったこと。胸に小さな矢が刺さってくるみたいに少しずつズキンズキンと刺激してくる。死ぬってことに直面するのは未だにすごく怖くて、どうしようもない恐怖がある。ましてや大切な人が死ぬことは考えきれない。でもこれが現実で、どう逃げても変わらないことなのだ。努力しても怠惰しても死からは逃げられない。ネットの恋愛小説もいいけど、こんな愛の形やこんな夫婦がいることをどうか若い人たちにも知ってもらえたらと思う。うん。

ダ・ヴィンチて購入には至らないけど、毎月読んでるかも*1。後ろのページの装丁大賞とかすごく好き。本ってビジュアルとタイトルで選んでるわたしには好みの特集。あと書評。その人の性格が文章ににじみでてる気がして読むのが好き。その本に興味を持つとか、読みたいとかも大事なのだけど、書評を書く人の本への愛情を感じると熱心に読みふけってしまうのです。

*1:大学生の時から